５月２３日（日）加世田「マーシーハウス」

　１７：００過ぎマーシーハウス入り。マーシーとは１７～８年振り
の再会。座間で一緒に音楽をしていた仲間だ。
２０：００オープニングアクトでやはり地元のバンドが唄う。ボーカルは
さかうえと同じ年で拓郎を聞いて青春時代を過ごし、今またギターを
片手に音楽を楽しめる年代になった。「マーシーハウス」は
ずっと大事にしたい場所だといった。

ここにもまた出会いがあった。
何と２６年前にＰＡを担当してくれた功君の友人、オープニングアクトで唄ってくれた当時高校生だったミュージシャンが来てくれていた。ご主人が二人の大ファンだが、来れないので代わりに一人で来たという女性などなど・・・
「今まで続けていてくれてありがとう！」との温かい言葉をいただく。ジーンと胸にしみる。

　このステージは何だか今までと雰囲気が違う。通常オープニングは二人で「君の微笑み」を一曲唄い、それぞれの
ソロコーナーに入るが、この日はデュオを３曲、ソロコーナーのさかうえもほとんど喋らずに唄う。「泣こかい飛ぼかい」、
「もっと強く」を熱唱！圧巻だ。瀬戸口は「自殺しようと思ってるんじゃないの」とつぶやく。
　まいったといった表情でステージに上がる瀬戸口。妙な緊張感が走る。二人はおちゃらけながら、馬鹿を言いながら
やっている様でもプロとしてのライバル意識はハッキリしている。
　今夜は瀬戸口の負けかな？と思いきや独自のセトグチワールドを繰り広げる。歌い過ぎで声のでない中、今ツアー
初の「ノブはボクサー」で会場はひとつになった。やはり名曲か。バラードをしんみりと唄った後は「おとぎ話」でソロコーナー
を終える。生で初めて聴いたが、５０歳を過ぎたいい味を出している。２０歳そこそこで作った歌だが、言い替え
れば実にませた青年だったようだ。
　さかうえがステージに、二人のセッションかと思いきや少々休憩の申し入れ。２６年前のオープニングアクトに数曲
歌ってもらう。そしてオーナーのマーシーバンドの登場！「スタンドバイミー」の演奏から瀬戸口のハッピーバースデー
バージョンへと移る。突然、本人の目の前にバースデーケーキの登場！５１歳おめでとう！本人はかなり照れながら
ローソクの火を消す。　
　二人のセッションを５曲やった後、アンコールにはソロで応える。「心優しき者たちのララバイ」「今度誰かを愛する時」
この二人の唄はまだまだ捨てたもんじゃない。いい年をとっているようだ、このオヤジ達は・・・