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STRAWBERRY FIELDS FOREVER
そこには 広場でありながら
決して 広場ではなく
雑草が点在する 原っぱでありながら
誰も 原っぱとは呼ばなかった
かつて存在した 少年王国では
その遊び場を ”広っぱ”と名づけていた
誰の善意だったか 知らないけれど
ひとつの町に ひとつぐらいは
そんな場所が 用意されていた
いまやその場所に 足を踏み入れて
遊ぶことのできる者は 限られている
記憶という名の 角を曲がり
郷愁という名の通りを 真っ直ぐゆくと
いつか遊んだ広っぱが 静かに僕を待っている
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