３月１４日（日） 　１３：００過ぎ、インド旅の最終地であるカルカッタに到着。ここに３泊して、３月１７日１３：４５発のタイ航空機でバンコックへ向かう。昼間、サダール・ストリートにある"ヒルソン・ホテル"という何処かで聞いたことのあるような名前のホテルに宿をとり、後は食事を済ませると、ニュー・マーケットのバザールをのぞいたり、街の店々をひやかして歩いた。 　街を歩けばやはりインドである。どうしようもなくインドである。騒音というか活気にあふれたような街を歩いて見ると"戻って来たんだな"という実感が湧いてくる。インドのどの街を歩いてみても、物乞いをされずに終わる日などない。それにニュー・マーケット周辺はポン引きが多い。よく声をかけられた。お金を持っているように見えるのだろうか。 　カトマンドゥーで服を売り払ったおかげで、荷物はずいぶんと軽くなったものの、インド・ルピーも底をつき始めた。ホテル代３日分を先払いしたため、出国税１００ルピーと、当日の空港までの足代を差し引くと、残るお金は１００ルピー程である。万が一のためにと友人からもらってきたこの腕時計でも売らないことには"どううすることも、アイ・キャン・ノット"である。せめて、おみやげぐらい買って帰りたい。カトマンドゥーからカルカッタへと向かう機内で、暇にまかせておもしろ半分に作った歌をひとつ。 　"カルカッタ　荷物もサイフも軽かった 　　　そして心は重かった。" 　僕とラッキー氏の合作である。おそまつ。

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